2012年6月19日、タイ首都バンコク都のバンクンティアン警察は、ガンラパプルク道のメトロパークコンドミニアム2/2号棟184/6号室で発生した婦女暴行殺人事件の重要参考人として監視カメラに映った身長170センチほどの男の捜索を開始し、19日17時30分までにアントニオ・アバト・マーク・エルウィン容疑者(28歳・男性・フィリピン共和国)を逮捕したことを明かしました。エルウィン容疑者は片言のタイ語で容疑を否認しておりますが、警察当局はアイフォンとノキアの携帯電話を所持していたことから被害者の所有品とみて裏付け捜査を進めている、と言います。
警察当局が監視カメラの映像や住人の証言をまとめて得た情報によりますと、被害者(28歳・化粧品販売店経営)は184/6号室の自室に16日22時00分に帰宅しました。2時間半後の17日00時30分、隣室に聞こえるほどの大声で男性と声を張り上げ合い、さらに2時間半後の03時00分に男が被害者の部屋がある2/2号棟の非常階段を使って警備室を迂回するようにして出て行った、と言います。
被害者の遺体は18日に化粧品販売店の女性店員が連絡がつかないことからコンドミニアムまで探しに来たことで発見へと相成りました。全裸で、下半身に男性の精液が付着していました。死因は包丁で右胸、首、肩など7か所を突き刺されたことによる失血死で、死亡推定時刻は17日未明、とのことです。
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