2011年7月13日、タイ東部陸運協会や第2管区地方警察本部らの会合で、プラスチックペレット積載車が強奪される事件が多発していることが明らかになりました。主に東部ラヨン県の工業団地からペレットを積んで出発した大型トラックが狙われているそうです。また特にマプタプト工業団地のSCG社の工場から出たトラックが狙われやすく、盗賊は運転者を縛り上げて痛めつけるほか、惨殺することもあるそうです。トラックは分解されて売却されるため、取り戻すことは不可能と言います。
ペレットは1回につき15-18トン、額にして100万バーツ(1バーツ=2.62)以上の単位で運ばれています。盗賊グループは計5組とみられ、チョンブリ県シラチャ拠点の盗賊と、ラヨン県拠点の盗賊に大きく別れるそうです。チョンブリ県バンラムン郡では過去に2台が襲われました。いずれも盗賊はペレットの出荷時刻やルートを知っており、林道などで待ち伏せてトラックの前に車で飛び出し、運転者に襲い掛かるそうです。
タイ陸運協会は、加盟する60事業者の所有トラック2,000台以上が常に危険と隣り合わせであることを警察当局に訴えかけ、捜査強化と検問増設を呼びかけました。同協会は現在、1回につき5台のトラックを数珠繋ぎで走らせることで盗賊に備えているそうです。
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