2011年7月27日朝方、タイ南部ナラティワト県ラゲ郡チャルム町で線路に仕掛けられた爆弾2個が爆発し、レールが破壊されました。これにより、タイ国有鉄道は南部14路線の列車の運行を停止しました。
犯人に関する目撃によりますと、夜明け前に5-6人の男が二手に分かれて近くを歩いていました。そのしばらく後に、爆発音が2度、連続して聞こえた、と言います。
被害はこれだけでは終わりませんでした。
同じ日の13時50分、レールの修理作業に当たっていたサマエ・マサラガマさん(35歳・男性)が地雷を踏み、左足を吹き飛ばされる重傷を負いました。ラゲ病院に搬送された後、より大きなナラティワトラチャナカリン病院へと移送されました。地雷は最初の爆破ポイントから15メートル離れた線路の下に仕掛けられていました。
今回の線路爆破は、イスラム過激派による爆弾テロとみられる一方で、南部プラチュアプキリカン県フアヒン郡で鉄道警察が6万錠の覚せい剤ヤーバーを摘発したことに対する報復ともみられています。
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